2015年3月26日木曜日

日本国憲法前文の不思議

今日の産経新聞に比較憲法学の西修先生による「日本国憲法前文は①アメリカ合衆国憲法②リンカーンのゲティスバーグ演説③マッカーサー・ノート④アメリカ・イギリス首脳による大西洋憲章⑤アメリカ独立宣言をそれぞれを切り貼りしたものでGHQがたった一週間で作ったのだから無理はない部分もある」と指摘した講演記事が政治部編集委員によって書かれていた。私が最も不思議に感じたのが、この指摘が新進気鋭の若手の研究者によるものでなく、比較憲法学の権威である大学の名誉教授によってなされたもだからだ。それはこれまでも「前文が日本政府案として公表された直後の1946年3月18日アメリカの『タイム』が「模倣がうまい」と辛辣に批評した代物を半世紀以上も後生大事に」『こんな憲法にいつまでも我慢できますか』の様に戦後指摘されて来た「事実」が、良心的な産経すら「なるほどそうかと納得したり」している事実を見ると、日本のマスコミの立ち位置が解る。

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