2015年2月6日金曜日

竹岡俊樹著『考古学崩壊』

アマチュアの藤村新一による20数年間に及ぶ「前期旧石器遺跡捏造事件」について、今まで釈然としない思いが残っていたが、この竹岡氏の著で腑に落ちた。 著者に言わせると「日本の考古学の専門家は、縄文石器と前期旧石器とが見ただけでわからなくて、例えば八百屋がマツタケとシイタケを間違って売っている様なもので、考古学者はマツタケとシイタケも見分ける目がなかった。この学問の基礎はヨーロッパで確立されている「形式学」(石器を観察分析すること)を固めることでしかないとし、事件後の検証作業を通して学会、大学教授等に提案し講習会を実施してきたが、黙殺、締め付けで旧態依然を決め込み、時の経過で国民が忘却する事を待っている。」としている。正しく『考古学崩壊』である。

1 件のコメント:

  1. 製造業では、品質向上はクレーム対応から、が鉄則です。批判を受け付けなければ、品質の向上は無いと思います。文系の学問はそうなのかもしれませんね。世界のレベルとは無関係なのでしょうか。寂しいことです。

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