2017年2月1日水曜日

『古事記』から読み解く陶芸に宿る「日本精神」また続く

「存在思想」は自分の思想を存在させんが為に他を排撃しなければ自分の存在が保てない。「生成思想」は宇宙の神が万物を生成化育包容して何者をも排撃しないとしている。天之御中主神が自然の本義を発露して宇宙全部を顕したのであるから、万有は総て天之御中主神と一体、従って神人一体、神人合一が宇宙の真理であり、『古事記』の神勅「修理固成」は、主観的には神格の発揮であり、人間は神に習って人格の発揮、事業の建設を行いお互いに自性の発揮を目的としている事が読み取れる。『古事記』は、『聖書』『コーラン』と同じで、日本精神の立派なバイブル、経典と言える。

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