今日の産経新聞記事「学童40万人を疎開 2人の将校」 上田昌雄少将の学校単位の学童集団疎開計画の法案に対して、東条英機首相兼陸相は「国民の士気に悪影響する」と反対し、それでも食い下がると「西洋かぶれ」と怒鳴られ、一方、東条氏に帝都防衛を指示された辰巳栄一中将の学童疎開の進言に対しても東条氏は「国民精神の基盤は家族制度であって、死なばもろともという気概が必要」とし疎開はもってのほか」と反対したと言う。そこで辰巳氏は「大政翼賛会」に働きかけて賛同を得たと記されていた。東条首相は今泉貞助先生の中学時代の教え子、「大政翼賛会」は今泉先生の多くの弟子・信奉者が関わっている。今泉先生は首相時代の東条氏に面談し「日本精神」に基づく苦言を呈して、これによって東条氏は逃げ回っていたと聞いたことがある。東条氏の「国民精神」と今泉先生の「日本精神」の違いが「学童疎開」計画に色濃く反映している。
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