東京の四谷生まれの母はせっかちな気性で何事でもテキパキしていた。結婚前は家政科の先生でもあったため、料理作るのも早く片付けるのも早かった。年をとっても新しい料理にも挑戦して喫茶店で出す様な野菜たっぷりのドライカレーを得意としていた。その母が何時も言っていたことは、「野菜を食べなさい」それも大量に、そのためには生野菜ではなく、温野菜しておくこと。独身時代には、兎に角、ほうれん草を代表に野菜を茹でてラップに包み冷蔵庫に常備して置くこと、そうすれは、朝でも手軽に味噌汁にもなり、お浸しにして酒のつまみにもなると言われ実行していた。またそのみそ汁も具だくさんにしなさいと言い高野豆腐の様な常備食材に何種類の野菜を入れること教えてくれた。そのおかげで野菜を取ることが常態化して、二日酔いで休んでも、風邪で休んだ記憶がないほど、今まで病気らしい病気はしたことがない。体に染み込む習慣としてくれた母の教えにしみじみと感謝している。
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