2015年2月8日日曜日

九谷焼の藍

今、九谷焼の藍に強く魅かれる。妙泉陶房の流れを汲む指導者に教えを受けているが、藍が調合呉須これは、粘土とコバルト、マンガン等を合わせたものだけでなく、天然の中国呉須を加え更に弁柄を加えて、あたかも鰹節、昆布等々を加えて創り出した出汁の様な豊な風合いを醸し出している。江戸時代幕府の政策もあって藍の着物が流行っていたそうだが、かつて徳島に旅をした折、藍の作務衣を購入し今も愛用しているが、日本人にとって藍は日本の精神性と強く繋がっていると感じてならない。

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