稲作の時給はたったの10円!
農水省の農業統計(2022年)によれば稲作の1時間当たりの単価(時間給)はなんと10円だという。10円ですぞ!
農業協同組合新聞(2024・3/10)によると、2019年の水田農業の1時間当たりの農業所得は208円だった。それが更に下がり、最新のデーター(農水省農業統計;2022年)では、稲作農家の時給は2年続けて10円だという。
これでは逃げ出すのは当然。後継者がいなくて当たり前。「百姓は邪魔だ!やめてしまえ!」と言っているのに等しい。
昔、「百姓は生かさず、殺さず」という封建政治があった。今の自・公政権の政治は「百姓は生かすな。殺せ!」だ。
専業農家、兼業農家を問わず、日本農業を支えた農業のプロたちがこの世界からどんどん去っていく。彼らは二度と戻ることはあるまい。彼らの中に蓄えられてきたこの国の稲作技術。それが彼らと共に消えて行く。それがこの国の今と未来にとってどれほどの損失となることか。
この国から、村が消え、農家、農民が消えようとしている。
果たしてそれが「国民の意思」ならばあきらめもしよう。果たしてそうなのか?それが国民の意思なのか?
もし、そうでないというならば、全力で声をあげよう。
国民の「生存権」が、根本的に脅(おびや)かされているのだから。
<みなさんにお願いです。次の行動につなぐ意味でも、このメッセージをできるだけ広く、かつ早く、拡散してもらえませんか?農家の離農の速さは尋常ではありません>
菅野芳秀 2024・7月30日
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