宮本武蔵の『五輪書』は年を重ねると共に新たな視点を教えてもらう。合気道修行の日々では「目付け」「太刀の持ち用」を教えてもらい、「国学」を学び神職として「禊・祓い」の日々の今、武蔵が「仏法、儒道の古語を用いず」「日本の精神」を『五輪書』で書き上げたのは正保二年(1645年)と気が付いた。あのミスター「国学」の本居宣長が『古事記伝』を書き上げたのは寛政十年(1798年)その150年前に「仏教、儒教の言葉を借りず」「日本精神」を書き残した武蔵は「国学の先駆け契沖」よりも早く「国学の曙」と言える。新免武蔵守藤原の玄信年もって60歳、寛永10月10日寅の1てんに『五輪書』を書き始める。真もつて凄い男なり。
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