2015年8月17日月曜日

大政翼賛会の成立は日本ファシズムの確立か

伊藤隆著『歴史と私』の中で「つねづね思っているのですが、アウシュビッツや収容所列島とまでいわれた膨大な数の強制収容所を持つような体制こそを、ファシズム体制や共産主義体制を含めて全体主義と呼ぶのが適当なのではないでしょうか。」と「ファシズム論争」の中で述べ「戦時体制イコールファシズムではないはずである」とも言っている。近代史の中で大政翼賛会の成立は日本ファシズムの確立と漠然と思い込まされていたが、大政翼賛会が今泉先生の神道思想を強く受けた今泉先生の弟子達によって成立した事を、今泉定助人物研究を通じて学ぶと違和感を感じていたが、この書によって日本人は日本の近代史にあまりにも無知であること知った。

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