「國民(くにたみ)は ひとつ心に まもりけり 遠つみおやの 神のをしへを」と 明治天皇は お歌を通して「わが国の人々は心を一つにして 皇祖皇宗の御遺訓を守ってきました」とお教えくださいました。この「遠つみおやの 神のをしへを」とは『古事記』の神勅を指し 代表的例としては「ここに天つ神 諸々の命(みこと)もちて、伊邪那岐の命 伊邪那美の命の二柱の神にのりたまいて、この漂える国を修理(をさ)め固め成せと、天の沼矛(ぬぼこ)を賜ひて、言よさしたましき。」一般的には『修理固成(しゅうりこせい)』の神勅と呼ばれ、イザナギ、イザナミの神のみならず人間一人一人も自分の負っている使命によって世のため人のため邁進する事を命じられている。『古事記』は神道のお教え『バイブル』と言える所以である。